ジャズ キャンプ


バーモント州の大学に、ジャズのサマーキャンプに来ています。大自然に囲まれた大学のキャンパスで、朝9時から、夕方6時まで、ランチタイムを除き、ずーっと弾いています。
ディナーの後は、セッション。毎日、7時に起きて、決まった時間に食事をとり、とても規則正しい生活を送っています。
朝からは、コンボのクラスで、1時間ごとに、立ち代りいろいろな先生が指導に来てくださり、昼からは、ピアノのマスタークラスと、ボーカル伴奏。ジャズ、ブラジリアン、様々な曲を学ぶ事ができて、とても楽しいです。

キャンプ初日は、インフォメーションもなく、何をやって良いのか分からず、周りの人に聞いても、「ただ時間になったらその部屋に行って、この最悪なピアノの前に座って言われた事やれ」と…。いきなり未知の世界に放り込まれた気分でした。曲の予習や準備をしたくても、何もする事も出来ず、、、私だけ、弾けなくて、みんなに迷惑かけたらどうしよう。と、ナーバスになっていました。状況を見て自分で、なんとかしましょう。といったスタンスが、アメリカに来たなーと、また、改めて実感させられました。だけど、あらかじめ、決められたバンドメンバーも、先生も、ニューヨークからの方ばかりで、偶然にも沢山の知り合いに再会し、人間的にも、音楽的にも素晴らしい方々ばかりで、私の心配は無用でした。
沢山の曲をこなしていく中、みんなそれぞれ、得意、不得意があり、うまくいった時には、必ず、「今の、すごく良かったよ。」と、声をかけてくれます。出来なかった所は、分かるまで、何度も練習して…。
今日は、私は、コンボのクラスで、モンクの曲が弾けず…。クラスが終わった時に、さっきのブラジリアンの曲のソロ、すごく良かったよ。と、私に声をかけてくれたドラマーの方に、ありがとう、と言った後から「私、全然モンクが弾けなくて…」と、自分の不得手をグチってしまいました。すると、彼は、「弾けないとか、言っちゃダメだよ。みんな、それぞれ、出来ない事はあるけど、学ぶために来てるんだよ。僕だって、知らなかったことを、1つでも知りたいから、ここに来てるんだ。トライする姿勢を忘れるな。」と。ニューヨークでもバリバリプロで演奏している彼が言うのです。そんなに彼と、同じメンバーになれて、私は、本当にラッキーでした。
そういえば、と、振り返ると、いろいろなジャンルの曲をする中、あるコード進行が、苦手で、ある進行が素晴らしいサックスの方、ジャズのソロは、少し苦手だけど、ボサノバの伴奏が、素晴らしいギターの方、ブラジリアンのベースパターンが苦手だけど、ブルースや、スタンダードジャズがとても素晴らしいベースの方。みなさん、様々だけど、分かる所は、ほっといて、分からない所を、一生懸命トライし、他のプレイヤーを、いつもリスペクトしついる彼らの姿勢から、私は、音楽面でも、人としても、沢山の事を教えてもらっています。
私は、時々、自分の非は棚に上げて、相手の悪い所に機嫌を悪くしてしまったり、始めから完璧にできないと分かっていたら、そもそもトライする事すらやめてしまう所があります。
私をここへ紹介してくれた人は、そんな私の癖を知っていて、言います。
「どんな状況でも、ベストを尽くせるようになるために、何が必要か、学びなさい。自分より、上手い人と組む時、また、その逆も…。」と。
ベースとドラムが全然合ってないから、どこで弾いていいか分からない。とか、リズムが崩壊してるとか、譜面が間違ってるから意味が分からなくて弾けないとか、今の悪い状況を、並べて言う事は簡単だけど、本当に素晴らしいプレイヤーは、そんな事は何も無かったかのようにサラッと対処できるという場面に沢山遭遇し、今までの自分を反省しています。そんなプレイヤーに近づけるよう、日々頑張ります✨✨✨