クリエイティブな作業


ボーカル伴奏が、ユキミの仕事だ。と言われていました。決まった時間にお部屋に待機しました。そこには、パラパラとボーカルの方がいらっしゃいました。皆さんの曲のチョイスが、私には難しく、とっても鍛えられました。

その日も、いつものように、全貌が分からないまま、とりあえず、時間になったら、ピアノの前に座って、言われた事をやる…。
今日は、沢山のシンガーの方がいらっしゃり、次々に歌っています。こんなにシンガーの方がいらっしゃったんだー。と、思っていたら、実は、ほとんどの方がインストの方で、ただ、昼からフリーだから遊びに来たー。という感じでした。
指導する先生もいなくて、ちょっと、ダラダラした雰囲気になり、、、楽しいカラオケ大会の様になりました。
他のピアニストの方もいらっしゃった事もあり、時差ボケが治らないうちにキャンプ生活に突入した私は、休憩を取りたかったので、先生にお願いして、次の日は、1時間遅れて行きました。

ドアを開けると、事情を知らないみんなが、いっせいに私を見て、「ユキミ!何やってたんだ。働けよ!笑」と。
伴奏しろ、という事です。
そうでした。これは私の仕事でした。

始めは、ボーカルの方から渡された譜面が、手書きで、何の記号か分からないコードネームの様な記号が不明で、いつもの様に、あー!意味が分からない‼︎
と、パニックっている私に、ニューヨークで活躍しているプロの方が、ひやかしで、
「Yukimi, well come to New York」ニヤリ^ ^ と。そう言えば、前にも、こんな話しがあった事、思いだしました。ある方が、有名なミュージジャンから雇われたときの事…。
コンサート前に送られてきた譜面が、五線譜もなく、バーと音符が高さ別に書いてあるだけだったそうです。さすがに弾けず、CDをトランスクライブして、譜面を作り直したとか…。
レコーディングだけ渡され、こう弾いて欲しいという仕事だったり…。

そうだった。誰も責めないで、自分でなんとかしないと。
弾けない私に、小声で、コードネームを教えて下さるベーシストの方…。
毎日伴奏し、日が進むにつれ、対処の方法を少しずつつかんでいけたきがします…。
ボーカルの伴奏がとても楽しくなりました。

なんだか、すごく自由な雰囲気で、つい、フリーな気分になってしまい、これなら少しくらい手を抜いてもいいかな。とか、悪い事に、楽な方向に考えてしまいがちだけど、その中でも、みんなを取り仕切って、カラオケ大会の雰囲気を変え、少しでも、音楽を良い方向に持っていこうと主張し、少しずつ、みんなのサウンドが形になっていくように仕向けるベーシストの姿を見て、感銘を受けました。
結果コンサートでは、皆さん、素晴らしい演奏で、大変盛り上がりました。
自由な中からこそ、やる事はしっかりやらないと。と、気が引き締まります。
そして、ある意味とてもクリエイティブな作業をしている…。と、感じます。

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