人生いろいろ🤪


ロンドンへの旅。本当は、ニューヨークから行くはずでしたが、今、北九州にいますので、今回は、韓国のアシアナ航空で福岡空港から出発しました。前回の旅と正反対に小さなキャリーバックで出かけました。

10月の初め、大きなスーツケースと、沢山の荷物を持ってニューヨークへ向かいました。ミネソタ州、ミネアポリスから入国する予定でしたが、まさか、私が、と、予測もしていなかった、入国拒否、強制送還にあいました。入国の際、いつもなら、いろいろな質問をされた後、最後にはパスポートに、ポンっとスタンプを押してもらい、入国していました。が、今回は、入国審査官から別室に連れていかれ、4時間以上の取り調べを受ける事に…。妹から、「ボーイフレンドの家に泊まるとか言って強制送還された友達がいるから、言動には気をつけてね。」と、言われた事が頭をよぎりました。
それくらい、ちょっとした言動で目を付けられるよと…。
荷物を全て没収、携帯の写真、メールも全てチェックされたのち、個室に移っての尋問でした。出発前に、祖母が他界し、長崎と北九州を行ったり来たりし、そのままフライトだったので、何日もろくに寝ず、また、食事もとれていない中、残った気力を振り絞りながら、別室へ移動し、「私は嘘の供述をしません。」と、右手を上げ、誓いをたてました。その後、尋問がはじまります。少しでも、嘘をついたら、お前は刑務所行だぞ。と、腕にタトゥーを入れた、存在感たっぷりの、いかにも映画に出てきそうなオフィサーからクギをさされます。質問の内容は、明らかに、私の携帯から得たであろう情報ばかりでした。フェイスブックのメッセンジャーも、しっかりチェック済みのようです。
私は、彼の私へ対する見解に反論しましたが、無駄におわりました。逆に説明すればするほど、後から分かった話、「たとえ、否定する為に使ったとしても、言ってはいけないワード」が、あるらしく、私は罠にハマっているかのように連発しててしまっていたので逆効果です。

「あと20分で、飛行機が飛ぶから、お前を日本へ返す」と言われ、まるで、犯罪者が連行されるように、パスポートも返してもらえないまま、疲れはてた私は、意識がもうろうとする中、行き先不明の飛行機に乗せられました。離陸直前の飛行機の中は、満席で、私の他にも強制送還された方々の席がチラホラと空いているだけでした。ちなみに、イギリスで同じように強制送還された方は、オフィサーから食事を提供されたりと、お客様のような扱いを受け、待ち時間、そこにいる方々もフレンドリーで、皆んなお友達になるそうです。笑。 私と、大違いです。

私は、会う約束していた大好きな友人達に会えなかった事と、今後、少なくとも10年は、入国できないかもしれない、もうみんなに会えなくなってしまうかもしれないというショック、疲れが一気に押し寄せ、どうやって飛行機の席についたか、もう、あまり覚えていません。あまり意識がなかったように思います。
が、その時、機内放送で、「7時間のフライトです。」とアナウンスされました。そのアナウンスで、ヤバイ!逆方向に連れて行かれる!と、一気に目が覚め、慌ててモニターで行き先を調べてみると、、、オランダでした。
その時点ではチケットも、パスポートも返してもらえず、どれだけ乗り継ぎ日本へ帰る事ができるのか、本当に不安でした。オランダに着いて、全て返却してもらい、乗り継ぎ、関西空港へ帰れる事が分かり、ひと安心です。
オランダから関西空港へのフライトで、乗務員さんに事情を話すと、「それは大変な目に遭いましたね。」と、三列シートを譲って下さり、ベッドの様にして、関西空港までゆっくりと寝かせて下さった事が、本当に有り難かったです。オランダの方が女神様に見えました。あのお気遣いは、一生忘れません。

私は何も違法はしていません!不服申し立てについて誰に相談すればよのですか。と、日本に住んでいる外国人の友人達に相談しました。彼等の勧めで、日本サイドの入国審査官をはじめ、外務省、いろいろな機関に尋ねましたが、これはアメリカの法律だから、私達にはどうしようもできません。アメリカ大使館に相談してくださいと。ですが、アメリカ大使館が、私をヘルプするわけがありません。日本人の弁護士さんにも相談しましたが、あまり良い手ごたえを得ることができません。この件についてのスペシャリストは、現地のアメリカの移民法専門の弁護士さんのようです。

帰ってからは、もう、大丈夫!と、元気に振る舞おうとする私を、いつも心配して、本当に大丈夫?と、頻繁に連絡をくれたりと、気にかけて下さったのは、家族や、こちらに住んでいる友人でした。
また、わざわざ時間を割いて、本当に親身に、法律上の解決策を一緒に考え、私の手の施しようのないアメリカで行動し、力になって下さったのは、ニューヨークに住んでいる元弁護士の友人や、難しいビザをとり、アメリカの会社で働いていらっしゃる日本人の友人、現地で暮らしているアメリカ人の友人達でした。本当に有り難い事です。

帰ってきてから、数日は、本当に落ち込み、気がつくと涙がこぼれ落ちてしまう事もありました。ですが、不思議なもので、身体が元気になってくると、あれだけ落ち込んでいた事がウソのように回復していくものです。

 

元気を取り戻してからは、悔しいし、暇だし。笑。
ビザについて、毎日、パソコンに向かい調べと思います。トランプ政権以降、移民法は、とても短いスパンで変更されている、一番複雑な法律のようで、私の様な事例は、とても沢山あるようです。また、アメリカで結婚なさって、グリーンカードをお持ちの方でも、一度アメリカを出国したのち、アメリカへ入ろうとした時、入国拒否にあい、ご家族と再会できなくなってしまった事例や、出張で入国する方々が、事前に強制送還にあいやすい空港の情報を持っていて、その空港を避けて入国したり、他の国へ行く場合でも、アメリカでの乗り継ぎを避けたルートの航空券をとる事例など。また、入国拒否にあうかどうかが、審査官1人の裁量によって決まる事が問題にもなっているようです。

また、トランプ氏はオーストラリアのビザ制度(ポイント制)を提案していて、移民をどんどん帰国させるよう、働きかけているようです。もちろん、反対する議員さんも沢山いらっしゃるようです。もともと、移民で成り立った国で、労働力の為にも沢山の移民を合法的に受け入れてきた歴史のある国なので、今回のトランプ政権下、この問題は、より複雑化していると言われているようです。
(全て、ネット情報です。)

政治的な背景の元、とても大切な友人と、もう2度と会えなくなってしまったり、人生の軌道修正を迫られたり、こんな話、日本で暮らしている私には、なんの縁も無く、戦前の物語の様にしか思っていなかったけど、実際には、あちらこちらで起こっていて、これが現実なんだ。と、身をもって体験した事で、余計に今の自分の周りにいる友達や、家族を大切に感じるようになりました。また、これが逆に、日本に帰れない身になってしまった!とかじゃなくて、まだ救われたと…。

さて、今回は、韓国から、ロンドンへのフライト。
飛行機がロンドン、ヒースロー空港に着陸し、みんなが席を立ち、荷物を下ろし、ドアが開くのを待っていると、乗務員さんが、
「座ってください!」と。すると、五〜六人の警官が機内に入ってきて、1人の乗客を連行していきました。
どこへ行っても、テロの危険にさらされています。

日本を出ると、危険な目にあうリスクは沢山あるけれど、もし、有り難い事にチャンスを頂いたならば、尊敬する会いたい人の場所へ行く事、五感を使い体験したい事、やってみたい事がある限り、何処へでも出かけて行き、沢山の事をゲットしたいと思っています。その選択が、失敗するかもしれないし、成功するかもしれないし、確証を持てない事にチャレンジする事は、すごく怖いけれど、頂いたチャンスを逃す事は罪だと思っています。なぜなら、チャンスが来なくなる日、チャンスが来ても、動けなくなる日は必ず来ると感じているからです。自分の中で、心の準備がまだ整っていないし、自分にはハイレベルすぎると、避けてしまいたくなる事も、今、このチャンスを頂いたなら、受け入れ、今ベストを尽くさなきゃ。と、昔から思っていました。

小さな事では、トイレに閉じ込められ、外から鍵を壊してもらい脱出できたとか、その場の人全員がグルで、私を料金の高いタクシーに載せようとするとか、飛行機が2時間も飛ばないとか、ワイファイが日本からの事前情報と大きく食い違い、全然使えないとか…。 大きな事では、強制送還とか。
そんな予想もできない大変なハプニングは、どんな国へ行ってもいつもつきものです。ですが、どんなハプニングに直面しても、いつも頭を働かせ、心を強くもち、一つずつ、クリアしていく経験が、良い意味で音楽に繋がって行く事を今は願っています😊
また、そのような体験が、私の何のへんてつもない、当たり前の日常生活の小さな幸せを、大きく輝かせて見せてくれます。