レコーディング見学


ピアニスト、コンポーザーのアラン・ブロードベントさん。ダイアナ クラークとも演奏なさっている、大変尊敬するピアニストです。彼の作品をビートルズで有名なアビーロードでレコーディングするプロジェクトに立ち寄らせていただきました。

Hi! Nice to meet you . I’m Yukimi .

と、あたりにいる方達とご挨拶しました。
大きな大きなお腹のおじ様。
とってもハッピーなオーラに満ち溢れています。私が遠慮しているように見えたのか、ケーキ好き?と、笑顔で、そこに置いてあったケーキをひと切れ、取り分けてくれました。
私は、頂いたケーキをリラックスして、食べていました。

メンバーは、
スター・ウォーズ
ハリーポッター などの演奏でお馴染みの
ロンドン メトロポリタン オーケストラ

ベース Hervie・S
ドラム David Ohm.

エンジニアは、Jonathan Allen
マイケル・ジャクソンの“This is it “
バック トゥー ・ザ ・フューチャー
数々のクラシックオーケストラのレコーディングを手掛けていらっしゃる方でした。

そして、さっき、私にケーキをくれたのは、今回のプロジェクトのプロモーターで、私が尊敬して止まないピアニスト、フレット・ハーシュや、ビル・チャーラップのプロモーターでもありました。

と!知らなかった!!
なんという、場違いな場所に私は座って、のんきにケーキを食べているのでしょう!

後からこのような早々たるメンバーの方々に囲まれている事に気付きました。

今回のレコーディングのアランとは、ニューヨークで知り合いました。絶対音感の持ち主で、どんな曲でも、自由自在に操り、弾いていきます。初めて会った時、ジャズのコンサートのリハーサルの後のちょっとした空き時間、ショパンのエチュード集を弾いていた事を覚えています。うわ!クラシック、うまい‼︎と、感動しました。
ピアノの前では、とても神経質そうに見えるアランですが、話してみると、とても小さな声で、おしとやかに、ゆっくり話し、暖炉の前で読書をしている姿が似合いそうな本当に素敵な方で、いつもその雰囲気に癒されます。

そんなアランのレコーディングにお邪魔させていただき、本当にラッキーでした。

さあ、レコーディングが始まります。
ロンドンメトロポリタンオーケストラのメンバーがスタジオ入りします。どんな方が演奏するのかしら。と、邪魔にならないように扉の前で観察していました。きっと、綺麗な女性も多いんだろーなー。と。すると、全身スポーツウェアにヘルメット、折りたたみ自転車を押しながら、なんと、自転車ごとスタジオの中まで入って来る人々が。
いったい何事かと思っていると、なんと、彼等が、オケのメンバーでした。
おー!合理的!駐車場がいらないなんて!しかも、移動費がタダ。
そして、なんて、自由なんだっ!

レコーディングが始まると、今までの雰囲気と打って変わり、そこにはスーパーシビアな世界が。

オーケストラの素晴らしいサウンドの曲の途中で、エンジニアからストップが入ります。
エンジニアがマイクを使って指示。2番のチェロのピッチが高い。と。言われてみると、そんな気も…。こんな、いっぺんに鳴ってる音の中から、一人だけの音を的確に指摘できるなんて!すると、それに即座に答え、2回目には、パーフェクトに修正する奏者。

また、クラシックプレイヤーと、ジャズプレイヤーの拍子の取り方に違いがあり、なかなか合わせづらいシチュエーションがありましたが、ジャズの雰囲気を壊さずに、50人ちかいクラシックプレイヤーをリズム面でたった2人で引っ張り、それを見事に軌道修正していくベーシストと、ドラマー。

そんな、職人技ともいえる、素晴らしいシチュエーションを沢山目にしました。

レコーディングは、6時間にわたりました。

後から、ベースのハービーさんが、
だから、僕は、ユキミや、僕の生徒のみんなに、いつも言ってるんだ。メトロノームと練習する事がとても大切なんだ。と。それから、長時間弾いても疲れない楽器の弾き方を習得しておく事がどんなに大切な事か。と。話してくれました。

ほー。なるほど〜。納得です。
それにしても、のんきにケーキなんか食べている場合ではありません。

しっかり、観察しないと!